日経新聞の春秋(2/17)より | 不動産営業マンの業務日報

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大工~現場監督~ハウスメーカーの営業を経て、20代後半には会社経営に失敗。今現在は不動産会社役員として主に売買仲介の営業に日々奮闘中!
保有資格は、宅地建物取引主任者・2級建築士・損害保険代理店資格。

バンクーバー冬季五輪で日本人メダリストを2人出したモーター製造の日本電産サンキョーは、2003年度まで3年間、赤字続きだった。

当時の社名は三協精機製作所。

精密モーター大手の日本電産が買収し、息を吹き返した企業だ。

すぐやる、必ずやる、できるまでやる――。

日本電産の永守重信社長は長野県の三協精機に毎週通い、目標をあきらめない永守流を社員に説いて回った。

30坪(約100平方メートル)の工場を、ハードディスク駆動装置のモーターで世界首位の企業に育てた経験を、三協社員にぶつけた。

1円の無駄にも目を光らせた。

▼そうした永守流が、スピードスケート男子500メートルで銀メダルをとった長島圭一郎選手、銅メダルの加藤条治選手に乗り移ったかのようだった。

前回のトリノ五輪ではメダルに届かなかった2人が雪辱を果たした。

トリノでは13位に終わり、今回も1回目6位だった長島選手には、永守さんのような粘りがあった。

▼「1位」にこだわる永守さんは、「金メダルをとってこいよ」といって選手を送りだした。

「銀と銅でも不満かもしれない」という声が日本電産サンキョーであがっている。

たぶんそうだろう。

再建中も、永守さんは士気を考え、スケート部を廃部にしなかった。

「金をとるまで頑張れ」と思っていることだろう。


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本日の女子500mで5位の「吉井小百合」選手も日本電産サンキョーですね。


すぐやる、必ずやる、できるまでやる――。


再認識しようと思った記事でした。


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